拝啓、現役風俗嬢の皆様。新型コロナウイルスの影響で、あなた方が大変なことになってるのは知ってる。
なので、今日はわたしが調べてわかった範囲で「確定申告をしていない風俗嬢でも融資が受けられる可能性の高い、新型コロナウイルス関連の補償制度」についてお話ししたいと思います。
社会福祉協議会の緊急小口貸付制度がおすすめ
結論から言えば、社会福祉協議会の「緊急小口資金の特例貸付制度」が、最も融資を受けられる可能性が高い制度かと思います。
社会福祉協議会って?どこにあるの?
社会福祉協議会は、民間の福祉団体。ただ、
運営資金の多くが行政機関の予算措置によるものである
(wikipediaより)
とのことなので、国が発表する補償制度とは、密接な関係があると考えていいと思う。
公式サイトは以下の通り。でもサイト内に支店一覧はなかったから、Googleマップか何かで「社会福祉協議会 住んでる市区町村」で検索するのが良さそう。
東京だったら新宿だけで10施設以上もあるみたいだし、東京以外も、どこの市町村にも絶対あるから。
https://www.shakyo.or.jp/
「緊急小口資金の特例貸付制度」を利用できる人は?
厚生労働省が発表したプレスリリースの記載は、以下の通り。
新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた生活福祉資金貸付制度における緊急小口資金等の特例貸付の拡大について
本年3月10日付のプレスリリース「新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた生活福祉資金貸付制度における緊急小口資金等の特例貸付の実施について」により、新型コロナウイルス感染症の影響により、収入減少があった世帯の資金需要に対応するため、生活福祉資金貸付制度の緊急小口資金及び総合支援資金(生活支援費)について特例措置を設ける旨をご案内しました。
読みましたか?これくらい読めよ?
つまりは、新型コロナのせいで収入が減った人に特例で貸付するよ、ということです。
今までも低所得者への緊急小口資金貸出制度自体はあったんだけど、今回の特例によって、新型コロナの影響で減収・失業した人へも制度を適用してくれるようになった。
要は、適用範囲がゆるくなってる。今にも餓死しそうです、って状態じゃなくても適用される可能性が高い。
そして注目したいのは、「2019年分の確定申告をしている方」や「個人事業主の方」などは、どこにも書いていないということ。
この特例制度は、新型コロナウイルスの影響を受けて生活に困っている人なら、誰でも利用する権利のある制度なのです。
「緊急小口資金の特例貸付制度」の利用申請方法
「緊急小口資金の特例貸付制度」の利用申請に必要な書類
- 本人確認書類(運転免許証、健康保険証、パスポートなど)
- 3ヶ月以内に発行された住民票
- 預金通帳
- 実印と印鑑登録証明書
- 印鑑
簡単!シンプル!確定申告書類とかいらない!これだったら用意できそうじゃないですか?
あとは自治体やケースによっても必要書類は異なるようなので、詳細は最寄りの社会福祉協議会に電話して聞いてみてください。
ちなみに印鑑登録証明書って、こんなの。
実印って定義が曖昧で、これも地方によって異なるみたいなので、「実印 住んでる市区町村」で検索してください。12mm以上のハンコじゃないとダメなとことかあるみたい。
印鑑登録証明書自体は、免許証とか健康保険証があれば、市・区役所ですぐ発行してくれるから。ついでに住民票も発行してきたらいいと思います。どちらも各300円。
窓口とか、何もわからなくていいから。市・区役所には入り口の近くに案内の人がいるから、「住民票と印鑑登録証明書が欲しいんです」って言えばいいから。
「緊急小口資金の特例貸付制度」の融資・貸付内容
その他の場合 10万円以内
貸付利子・保証人 無利子・不要
融資・貸付を受けるためにあなたがすべきことまとめ
さて、これを読んだ生活に困っている風俗嬢のあなたが、これからとるべき行動をまとめました。
です。
電話が混んでて全然繋がらない場合は、直接、社会福祉協議会へ行ったほうが話は早い。ダメでもともと。どうせ暇なら、まずは動こう。
さいごに、風俗嬢の皆様へ
また別で書くけれど、もしあなたがちゃんと確定申告をしていたら、もっと利用できたかもしれない融資・貸付制度がありました。
風俗嬢の確定申告率は1%未満らしいね。いや、わかるよ、わたしもしたことなかったし。
でも、たしかに政治家のチンコを何本も咥えてきたかもしれないけれど、それとこれとは関係ない。税金を払っている人・払っていない人がいたら、払っている人から優遇されるのは当たり前。
わからないことだらけでいいから、まずは市・区役所や税務署へ相談しに行くことができたなら、それは大きな一歩だと思います。
何かあったときに、自分を守れるのは自分しかいない。
このコロナショックを機に、今後自分の人生をどのようにしていくか、考えてほしいと思います。
困ったら一緒に考えてやるから。ではまた。